【10月25日 Parismodes.tv】デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が手掛ける「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が仏パリで新作を発表した。

 パリ北部の映画産業拠点シテ・ドゥ・シネマ(Cite du Cinema)の真っ青な空間に、映画のような装飾が施され、円形に椅子が並べられた。カタツムリの形をした通路をモデルたちがパレードする。欧州の官僚的な雰囲気と近未来的な待合室の間を彷徨う。

 ショーは首にバッジを掛けたセキュリティーガードのようなスーツで始まり、カラフルな模様の襟付きのプリーツドレスが多数登場。ショルダーは拡張し、新しさを添える。光沢のあるヒョウ柄プリントのダブルのコートも新鮮だ。

「バレンシアガ」のショーに初登場したベラ・ハディッド(Bella Hadid)が着用したカーマインレッドのドレスは、フィット感が特徴。

 下部にフリルの付いた黒のシースドレスやプリンセスドレスなど、イブニングドレスも多数提案する。メンズスーツは蛍光色のシャツと合わせた。最後に登場したボリューム感のあるドレス5点は気品が漂う。新しいバッグでさらに印象的なコレクションとなった。(c)Parismodes.tv