【10月23日 AFP】イタリア・セリエAのジェノア(Genoa CFC)は22日、アウレリオ・アンドレアッツォーリ(Aurelio Andreazzoli)監督を解任し、新指揮官に元イタリア代表のティアゴ・モッタ(Thiago Motta)氏を招へいしたと発表した。

 ブラジル出身のモッタ氏は、2012年から2018年にかけてフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレー。今年7月まではPSGのU-19チームを指揮していたが、これ以外に指導歴はない。

 37歳のモッタ氏は、ここまでリーグ戦8節を終えて先月1日に行われたフィオレンティーナ(Fiorentina)戦での1勝しか挙げられていない不振のジェノアを率いることになった。

 20日の試合でパルマ(Parma Calcio)に1-5で敗れ、ここまでの総失点が20となったジェノアは、リーグ戦で下から2番目の19位につけている。

 モッタ氏は22日に初めて練習を指揮しており、正式なお披露目は23日になる予定となっている。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)でもプレーしたモッタ氏は、ジェノアでも1シーズンを過ごした。その後、2009年にインテル(Inter Milan)に渡ると、当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏の下で3冠を成し遂げた。

 PSGで5度、バルセロナで2度のリーグ優勝を経験しているモッタ氏は、イタリア代表でも30試合に出場し、2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)では決勝に進出した。

 クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)氏が率いていた昨シーズン、ジェノアは最終節でセリエA残留が決定し、6月にはアンドレアッツォーリ監督を迎えていた。

 モッタ氏は26日、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)擁するブレシア(Brescia Calcio)戦で初陣を迎え、翌週には王者ユベントス(Juventus)とのアウェーゲームを控えている。(c)AFP