【10月24日 CNS】検索バーに「ストレス大」と入れて検索すると、4300件がヒットする。これ以外にも件数が多いキーワードは「ストレス解消」や「ストレス対策」などだ。若者がどのようにストレス発散するのかはいまホットな話題だ。

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 動画サイトでは「石鹸を切り刻んでストレス解消」、「握りつぶしてストレス解消するボール」などの動画が大評判で、アクセス回数は少なくて数十万回、多いと100万回を超える。しかも、似たようなストレス解消のアイデアは次から次へと現れている。

 北京にあるストレス解消施設「減圧館」は、多くの若者を引きつけている。同施設に足を踏み入れると、まず多くの来場者が「黄金風呂」の中で、「金貨」の中に沈みながら「金貨」を味わっていた。

 柔らかい枕を敷き詰めた蛍光ペンキの落書きだらけの「枕のプール」では「枕投げ大会」に興じる人たちもいる。2人で自転車を必死に漕いで力を合わせ、ハート形のライトをともすゴールに挑むペアもいた。あるいはリングに上がり、巨大な風船に姿を変え、お互いに体をぶつけ合う。

 静かな体験が好きな人は、一面に敷き詰められたウオーターベッドの上でゆらゆらと揺られるのも心地よい。心配事を紙に書き、木の洞に投げ入れるのもまた面白い。ある体験者は「いつもは仕事や生活の中でストレスがたまるが、発散する場所が無い。このような施設で発散すると、リラックスできる」という。

 張さんと邱さんは黒竜江省(Heilongjiang)からストレス解消体験のためにわざわざやってきた。普段の邱さんは、粘土玩具を握りつぶす動画を見たりしてストレスを発散しているが、それでも足りないので、「人形ボクシング」で思う存分殴り倒して気持ちがよかったと話した。

 施設の来館者は一週間で3000人~4000人に上る。大多数の来館者は、新しいアトラクションができれば、また来たいと答えている。心理カウンセラーの艾夢瑶(Ai Mengyao)さんによると、最近「減圧館」やストレス発散用のアイデア商品が現れ、ストレス解消の方法を知らない若者に自分でストレス解消する方法を与えているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News