【10月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は22日、グループB第3節が各地で行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)に5-0で大勝し、前節の大敗から立ち直る白星を挙げた。

 チャンピオンズリーグでは前節のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦で2-7の大敗を喫し、リーグ戦もここ8試合でわずか2勝と苦境に陥っていたトッテナムだが、この日は孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)とハリー・ケイン(Harry Kane)がそれぞれ2得点を挙げるなどし、快勝を収めた。

 チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、昨季のチャンピオンズリーグで決勝に進出したチームが、自身の期待する水準に戻ったことを喜び、「大きな勝利だ。チームの自信の面でも、勝ち点3を加えられたという順位の面でもね」と話した。

「自信を回復するのに必要なのは時間だけだと考え始めている。一歩ずつ進んで安定感を取り戻し、みんなが期待する内容を見せなくてはいけない」

 韓国代表として臨んだW杯カタール大会(2022 World Cup)アジア2次予選で、北朝鮮との厳しい試合を戦った孫興民は、クラブに戻ったばかりだった19日のワトフォード(Watford FC)戦では先発を外れ、チームも最下位相手に1-1の引き分けとまたしても残念な結果に終わっていたが、この日は先発に復帰して2得点を挙げた。

 ここまでチーム状態がどん底の中でも奮闘してきた孫とケインは、この日も最前線でチームを引っ張り、監督としても流れを変えるきっかけにしたい勝利にチームを導いている。

 ケインは「厳しい結果が続いていたが、完璧なかたちで立ち直れた」「猛攻を見せられたし、クリーンシートで終えられた」「一番重要なのは勝ったこと。5-0の勝利は、まさしく僕らが必要としていたものだ」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING