【10月22日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は21日、膝の関節鏡視下手術後の体調が予定に先んじていると話し、主将として臨む第13回プレジデンツ・カップ(2019 The Presidents Cup)で、自らを推薦枠のメンバーに選ぶ可能性を示唆した。

 この日参戦したザ・チャレンジ:ジャパン・スキンズ(The Challenge: Japan Skins)の会場、アコーディア・ゴルフ習志野CC(Accordia Golf Narashino Country Club、パー70)でウッズは記者団に対し、「1週間は先んじている。自分のシーズンは、思っていたよりは少し早く終わっていた」「治療を少し早めに行って、予定よりも進んでいる」と語った。

 PGAツアー公式戦としては日本初開催となるZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship)を控えるウッズは、12月4日に開幕するヒーロー・ワールドチャレンジ(2019 Hero World Challenge)を戦った後、1週間後にオーストラリアで開催されるプレジデンツ・カップでチームの主将を務めてこの一年を締めくくろうとしている。

 プレジデンツ・カップでは、アーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)主将が率いる世界選抜との対戦に向けて、ウッズは米国選抜の主将として4人を指名することになるが、厚い層の中から選手を選ぶことになる。

「(選手の指名について)かなり頭がいっぱいだ」というウッズだが、「今週プレーして、ヒーローでプレーして、オーストラリアでもプレー出来ることにより期待をしている」とコメントし、体調が戻ったことで、主将の推薦枠を自身に適用する可能性が高いことを明かした。

 ウッズはこの日、テレビ放送用のエキシビション、ザ・チャレンジ:ジャパン・スキンズにロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)やジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、松山英樹(Hideki Matsuyama)とともに出場。

 選手たちは1万ドル(約108万円)から10万ドル(約1080万円)が設定された賞金をホールごとに争い、日本のゴルフファンを楽しませた。ウッズは18ホールを通して元気そうな様子を見せていたが、この日のゴルフは大会中のプレーほどハードなものではなかった。

 デイが上がり2ホールで勝利して21万ドル(約2268万円)を手にしてトップに立ち、ウッズとマキロイが6万ドル(約648万円)獲得で2位タイ、松山は2万ドル(約216万円)を手にした。(c)AFP