【10月23日 東方新報】中国最大級の貿易見本市、第126回中国輸出入商品交易会(China Import and Export fair)が、広州市(Guangzhou)で開催された。注目は輸入品エリアで、「一帯一路(Belt and Road)」沿線の21か国・地域から367企業が出展し、展示の6割を占めた。

 公式発表によれば、輸入品エリアの総展示面積は2万平方メートルで、総展示は998のブース、産品ごとに6つのエリアに分かれている。出展者は38か国・地域からの642企業で、11か国・地域が国別特別展示エリアを設置、うち8か国が一帯一路沿線国だった。トルコやエジプト、パキスタンなどの沿線国の家電産業が目立っていた。

 広交会は広州交易会グローバル・パートナーシップ・プログラムとして、これまでに72か国・地域の128の工商機構と協力パートナーシップを構築。中でも、一帯一路沿線国とのパートナーシップ開拓は重点計画とされている。目下35か国の沿線国の53工商機構が参加し、今回の広交会で新たに増えた9のパートナーシップ機構のうち5機構も一帯一路沿線国家からの参加だった。

 広交会は中国最大の貿易促進プラットフォームとして、これまでも積極的に一帯一路を提唱し、沿線国との経済貿易協力を推進、すでに中国と沿線国家とのもっともスムーズな貿易交渉の窓口となっている。広交会の公式統計によれば、のべ8000社の沿線国家・地域企業が広交会の輸入展示に参加している。

 広交会は毎年春と秋の年2回開催される貿易見本市。今年は総面積118万平方メートルの展示スペースに、2万5000社から16万件の商品が出展され、うち3割が新商品だった。(c)東方新報/AFPBB News