【10月21日 AFP】スペインの首都マドリードで20日、牧羊業者らが約2000匹の羊の群れを行進させ、都市部の無秩序な開発で脅かされている伝統的な移動放牧の権利を毅然(きぜん)と行使した。

 メーメーと声を上げ、からんころんとベルを鳴らしながら歩く羊のパレードを見ようと、通りには観光客や地元住民が列を成した。

 この行進は1994年から毎年行われており、かつて羊飼いたちが冬を過ごすために南部の牧草地へ向かうのに使った道を通過する。(c)AFP