【10月21日 AFP】テニス、クレムリン・カップ(Kremlin Cup 2019)は20日、女子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は、地元のアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)に3-6、6-1、6-1で逆転勝利し、優勝を果たした。

 ワイルドカード(主催者推薦)で出場していた22歳のベンチッチはこの前日、賞金総額が過去最高の1400万ドル(約15億円)になるWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)の最後の出場枠を確保していた。

 中国・深セン(Shenzhen)で行われる同大会には、他にアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)やカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)、大坂なおみ(Naomi Osaka)、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)、エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が出場し、ベンチッチは今回が初参戦となる。

 今年はドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)で優勝し、マヨルカ・オープン(Mallorca Open 2019)でも決勝に駒を進めていたベンチッチは「今は信じられないような気分。まだ実感が湧かない」とコメントした。「この試合に臨む上でプレッシャーは一切なかった。きのうは深セン行きを祝福できてとてもうれしかったが、これはおまけ」 (c)AFP