【10月21日 AFP】米ディズニー(Disney)の新作映画『マレフィセント2(Maleficent: Mistress of Evil)』が、週末の北米興行収入で初登場1位を獲得した。エンターテインメント業界の調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)が20日、発表した。興収額は推計3600万ドル(約39億円)で、2014年公開の前作には届かなかった。

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 前作『マレフィセント(Maleficent)』に引き続きアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)主演で、童話「眠れる森の美女(Sleeping Beauty)」の悪役の魔女を主人公にした作品。前作は北米初登場で6940万ドル(約75億円)を稼ぎ、公開1週目の世界興収は7億5800万ドル(約822億円)に達した。新作では、ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)が王妃イングリス(Queen Ingrith)を演じる。

 一方、公開3週目を迎えた米映画大手ワーナー・ブラザース(Warner Bros)の『ジョーカー(Joker)』は、週末興収2920万ドル(約32億円)で2位に転落した。映画「バットマン(Batman)」シリーズの凶暴な悪役ジョーカー誕生の背景を描いた作品で、ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)が主役を務めている。

 3位にはソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)の『ゾンビランド:ダブルタップ(Zombieland: Double Tap)』が入り、初登場で2670万ドル(約29億円)を売り上げた。ウディ・ハレルソン(Woody Harrelson)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ルーク・ウィルソン(Luke Wilson)、ロザリオ・ドーソン(Rosario Dawson)ら大物キャストをそろえたゾンビコメディー続編は、月末のハロウィーン休暇にかけて好調な客足を維持するとみられている。(c)AFP