【10月21日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、CJカップ(The CJ Cup 2019)は20日、韓国・済州(Jeju)島のナインブリッジズ・ゴルフクラブ(Nine Bridges GC、パー72)で最終日が行われ、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が通算20アンダーで優勝を果たした。

 韓国生まれのダニー・リー(Danny Lee、ニュージーランド)は終盤まで接戦を演じるも2位に終わり、松山英樹(Hideki Matsuyama)は3位タイとなった。

 3日目を終えて通算15アンダーで並び、3位に3打差をつけ首位タイとなっていたトーマスとリーは、13番ホール終了時まで同スコアだった。

 パー4の14番で貴重なバーディーを奪い、そこからは一度もリードを失わずに逃げ切ったトーマスは、「14番で勢いが最も変わったと思う」とコメント。結局、最終日を5アンダー「67」でまとめ、ここ3年で2度目の大会制覇を果たした。

 175万5000ドル(約1億9000万円)の賞金を手にした世界5位のトーマスは、「ダニーに苦しめられた。フェアウエーとグリーンを狙って、とにかくバーディーチャンスをたくさんつくろうとし続けた。彼もどのホールでも1パットで決めていた」と続けた。

 韓国出身選手の同大会初優勝を待ち望む大勢のギャラリーから声援を浴びたリーは、最終日を3アンダー「69」で回った。

 通算15アンダーの松山は、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)やキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)と並ぶ3位タイとなったが、3人とも上位2人を脅かすことはできなかった。(c)AFP/Daniel HICKS