【10月20日 AFP】英首都ロンドンの議会前で19日、国内各地から集まった大勢の欧州連合(EU)残留派が横断幕やプラカード、旗を掲げてデモを行い、EU離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐる国民投票の再実施を求めた。議会が離脱案の採決を見送ったとの知らせが届くと、喝采が湧いた。

 デモ隊はロンドン中心部のハイドパーク(Hyde Park)付近に集まってから、議会に向かって行進。EU離脱をくつがえすことを期待して、2度目の国民投票を求めた。

 デモ隊は「最終決定権のために団結しよう」と書かれたピンク色の横断幕を先頭に行進し、「望みは何だ? 国民投票! いつやるか? 今でしょ」とシュプレヒコールを上げた。

 議会が離脱案の採決を先送りしたとの知らせが届くとデモ隊は活気づき、歓声や拍手が湧いた。しかし、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、31日の離脱期限の延期を交渉しないと改めて表明している。

 一方、英国旗を身に着けた離脱派はウェストミンスター(Westminster)地区で小規模なカウンターデモを実施。議会のすぐそばで残留派と舌戦を繰り広げた。(c)AFP/Pauline FROISSART