【10月19日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は19日、準々決勝が行われ、イングランドがオーストラリアを40-16で下し、準決勝に進出した。WTBジョニー・メイ(Jonny May)が矢継ぎ早に2トライを奪い、主将のSOオーウェン・ファレル(Owen Farrell)がプレースキックをすべて成功させて、イングランドをけん引した。

 メイは自身の通算トライ数を27に伸ばし、自身50キャップの節目に花を添えた。また、ファレルはキックで20点をマークして、好敵手オーストラリアとの一戦で最大の得点差に並ぶ24点差をつけての快勝に母国を導いた。イングランドは、ニュージーランドとアイルランドの一戦の勝者と激突する準決勝へと駒を進めている。

 先週のフランスとのプール戦が超大型の台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)によって中止になったことによる影響が懸念されたが、最終的にはイングランドにとって全く問題はなかった。

 序盤のメイの連続トライやファレルが8本すべてを蹴り込んだプレースキックは、史上最低の勝ち点でプール戦敗退となった4年前の悪夢を振り払った。イングランドは、前回大会(Rugby World Cup 2015)でプール敗退に追い込まれることになったトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)での13-33の衝撃的な敗戦を喫してから、オーストラリア戦での連勝を7にまで伸ばしている。

 オーストラリアは1995年大会、2007年大会に続いて通算3度目の8強止まりとなったが、そのすべてでイングランドとの準々決勝に屈している。(c)AFP