【10月18日 AFP】メキシコの治安部隊は17日、米国で終身刑を受け収監されているメキシコの元麻薬王、ホアキン・グスマン(Joaquin Guzman、通称エル・チャポ〈El Chapo〉)受刑者の息子を銃撃戦の末、身柄拘束した。

 アルフォンソ・ドゥラソ・モンタニョ(Alfonso Durazo Montano)治安・市民防災相は、メキシコ西部シナロア(Sinaloa)州の州都クリアカン(Culiacan)で拘束された男が自らのことを、グスマン受刑者の息子の一人で、同受刑者が2017年に米国へ身柄を引き渡されるまでその麻薬カルテルの一部を支配していたオビディオ・グスマン(Ovidio Guzman)だと名乗っていると述べた。

 人口75万人のクリアカンでは、激しい銃撃戦が長時間繰り広げられた。道路には燃えた車両が残され、恐怖に陥った住民らが逃げまどう姿がみられた。メキシコのテレビ局では、重火器で武装したグループの攻撃を受ける兵士や警官の姿が放映された。(c)AFP