【10月17日 AFP】ラグビーアイルランド代表は17日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のサモア戦で危険なタックルをしたCTBバンディー・アキ(Bundee Aki)に科されていた3試合の出場停止処分に対し、異議申し立てを行わないと発表した。これによりアイルランドは、同選手を欠いた状態で準々決勝のニュージーランド戦に臨むことが正式に決まった。

 アイルランドラグビー協会(IRFU)は発表文の中で、「バンディーに科されていた処分に対し、アイルランド上層部は異議申し立てを行わない」と記した。

「われわれはこの結果を残念に思っており、バンディーの時間は、W杯の残り期間でチームの準備を支援するのに最適なものになると信じている」

 アイルランドが47-5で勝利した12日のサモア戦で、アキは相手SOウルパノ・セウテニ(Ulupano Seuteni)の顔面に肩でタックルし一発退場になっていた。

 一方、サモア側は同国にルーツを持つアキを擁護する姿勢を示し、懲罰委員会に対して「空気を読んで」不問に付すように要請していた。

 アイルランドはまた、以前から悩まされていた首の筋肉のけがが悪化したとして、HOショーン・クローニン(Sean Cronin)がW杯の残り全試合を欠場することも明かした。

 クローニンの代わりには、南アフリカ生まれのロブ・ハーリング(Rob Herring)が追加招集されている。(c)AFP