【10月17日 AFP】サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メディナ(Medina)で16日、民間の貸し切り観光バスと大型車両が衝突し、外国人35人が死亡、4人が負傷した。国営サウジ通信(SPA)が17日、地元警察の話として報じた。

 地元メディアは、炎上し、窓ガラスが吹き飛んだバスの写真を掲載し、事故に巻き込まれたのはアラブ人とアジア人の巡礼者だと報じた。

 SPAによると、負傷者は地元アルハムナ(Al-Hamna)病院に搬送され、当局が事故に関する捜査を開始したという。

 サウジ政府は、石油輸出に依存する経済を多様化する試みの一環として、大勢の巡礼者の誘致を含め、年間を通した宗教ツーリズムの育成を目指している。(c)AFP