【10月17日 AFP】米大リーグ(MLB)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)前監督のジョー・マッドン(Joe Maddon)氏が16日、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の新指揮官に任命された。マッドン氏にとっては、自身のキャリアをスタートした球団への復帰となる。

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 エンゼルスによれば、球団はバック・ショーウォルター(Buck Showalter)氏やジョン・ファレル(John Farrell)氏、ジョニー・ワシントン(Johnny Washington)氏とも面接した上でマッドン氏を選んだという。

 契約の詳細は明かされていないが、期間は3年だと米メディアは報じている。

 2000年以降では最悪の成績となった今シーズンからの立て直しを図るエンゼルスのビリー・エプラー(Billy Eppler)ゼネラルマネジャー(GM)は、「彼がホームに戻り、わくわくする野球をファンに届けることを非常に喜ばしく思う」と話した。「指導者としてのキャリアを通して、彼は選手を成長させると同時に勝利を重視する文化をつくりあげてきた」「ジョーが球団の大きな力になると確信しているし、チームを再びワールドシリーズの舞台に導いてくれることを期待している」

 マッドン氏は先月にカブスの監督を退任。2016年には108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇にチームを導いたが、今年はプレーオフ進出を逃し、球団側が契約を延長しないことに決めていた。

 現在65歳の指揮官は、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に戦いの場を移した2006年まで、エンゼルスでさまざまな役割を担った実績を持つ。1996年から1999年には監督代行を務めたほか、2002年にはマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督の下、ベンチコーチとしてワールドシリーズ優勝を経験した。(c)AFP