【10月20日 CNS】中国・上海市にある洋山(Yang Shan)深水港は、小さな車両が走り回るが、人の姿はほとんど見られない。車両はすべて無人の自動運転で運行され、人工知能(AI)制御システムに基づき、障害物を自ら回避しながら港内を最適なルートで走行している。洋山深水港第4期埠頭(ふとう)自動化計画により誕生した「無人港」だ。

 2017年12月に完成した自動化埠頭は、世界最大でAI化率が最も高く、自主開発により完全な知的財産権を持っている。この埠頭は中国の港湾業界の最新運営モデルで、先端応用技術や装備開発を駆使し、重大プロジェクトを実現させた象徴となっている。

 開設から2年余りが経ち、自動化された埠頭はいま、一日中稼働し続け、毎日1万個以上のコンテナを取り扱っている。埠頭の取扱量をたえずに更新し続け、高効率の「神話」をつくったといわれている。(c)CNS/JCM/AFPBB News