【10月16日 AFP】19MLBは15日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)は先発のゲリット・コール(Gerrit Cole)が7回を無失点に抑える好投を見せ、4-1でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を下してシリーズ戦績を2勝1敗とした。

 ヤンキースの本拠地で行われたシリーズ第3戦でコールはスロースタートとなったが、ここぞの場面で要所を締める投球を見せて7回無失点に抑え、再び勝ち投手となってプレーオフでの強さを継続している。

 ヤンキースに4安打を許し、キャリア最多となる5四球を記録したコールは、苦しみながらも勝ち投手となった。

 序盤、ホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)とジョシュ・レディック(Josh Reddick)が約122メートルの特大の本塁打をそれぞれ放つと、この3年で2度目のワールドシリーズ制覇を目指すアストロズが先行。ソロ本塁打を含め5打数2安打のアルトゥーベは、この日2得点をマークしており、7回にはザック・ブリットン(Zack Britton)の暴投で本塁を踏み、アストロズのリードはこの回3点に広がった。

 レディックは2回、ヤンキースの先発ルイス・セベリーノ(Luis Severino)のスライダーを捉え、右翼スタンドの上段に特大の一発をたたき込んだ。セベリーノは4回3分の1を投げ、5安打、2失点、3四球、6奪三振だった。

 この試合では、ファウルボールが二度にわたってフェースマスクに直撃したことによる脳振とうの恐れがあったため、ジェフ・ネルソン(Jeff Nelson)球審が交代になり、5回の開始が17分遅れた。その後、カーウィン・ダンリー(Kerwin Danley)二塁塁審が球審に移った。

 第4戦は16日に行われる予定だが、天気予報では会場となるヤンキースタジアム(Yankee Stadium)周辺が大雨になると伝えられているため、MLB側は17日への順延を検討している。(c)AFP