【10月14日 AFP】12日の試合で痛烈なKO負けを喫し、搬送先の病院で昏睡(こんすい)していると報じられたボクサーのパトリック・デイ(Patrick Day、米国)が、重体であることが分かった。プロモーターが明かした。

 プロモーターのルー・ディベラ(Lou DiBella)氏は「パトリックは負傷によって昏睡し、極めて危険な状態にある」「ボクシングコミュニティーの各所から届いた励ましや祈り、支援の申し出に感謝する」と述べ、負傷の詳細は明かさなかった。

 米シカゴで12日に行われたスーパーウエルター級の一戦で、チャールズ・コンウェル(Charles Conwell、米国)にKO負けを喫したデイは、搬送先の市内の病院で「外傷性損傷」による脳の緊急手術を受け、現在も集中治療室に入っている。担架でリングから運び出されたデイは、救急車に乗せられた時点で意識がなく、車内ではけいれん発作を起こし、到着した病院で人工呼吸器が必要だった。

 対戦相手のコンウェルは試合後にツイッター(Twitter)を更新し、「パットのために祈ってほしい!」と書き込んでいた。

 ディベラ氏もツイッターで「パット・デイはどんな部屋も入ったときより良い場所にしていく。誰にでも必ずすてきな笑顔であいさつする男だ」「人生は時に不公平なようだ。パットのために祈り、思い続けてほしい」と話している。(c)AFP