【10月14日 AFP】女子テニス、オーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2019)は13日、シングルス決勝が行われ、15歳の新鋭コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)が6-3、1-6、6-2で2017年の全仏オープン(French Open 2017)女王エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を破り、ツアー初優勝を飾った。

 今大会は自力では予選を突破できず、ラッキールーザーとして本戦に出場していたガウフは、そこから決勝へたどり着くと、この日は自身を後押しする観客の前で夢の初優勝をつかんだ。

 15歳での優勝は、2004年にウズベキスタン・タシケント大会を制したチェコのニコル・バイディソバ(Nicole Vaidisova)氏の後では最年少。米国の女子選手としても、ジェニファー・カプリアティ(Jennifer Capriati)氏の後では最年少での初優勝を飾り、新たに更新された世界ランキングでも順位を2桁の台に乗せた。

 3000人の観客から1分間にわたってスタンディングオベーションを受けたガウフは、「きょうのことは一生忘れない」「素晴らしい一週間だったし、またいつかここへ戻ってきたい」と話した。

「今もまだ胸がいっぱいで、WTAの初タイトルを取れたって言えるなんてびっくりだし、うそみたい」「シーズンが始まった時点では、この大会へ出ることはまったく予定になかった」「出られるチャンスがあるとも思っていなかった。それがこうしてチャンピオンになれるなんて」 (c)AFP/Bill SCOTT