【10月17日 Xinhua News】第5世代移動通信システム(5G)ネットワークの整備に伴い、中国で開催される2022北京冬季五輪・パラリンピックでは、選手目線による新たな観戦方法が実現する可能性がある。河北省(Hebei)石家荘市(Shijiazhuang)で11日開幕した2019中国国際デジタル経済博覧会には「5Gスマート冬季五輪」設備が出展され、多くの来場者の注目を集めた。

 会場スタッフの説明によると、5G技術により観戦者が目にする選手の位置は、コース上のリアルタイムの位置になる。さらには、選手がコーナーを曲がる際やラストスパートをかける際の爽快感を選手の目線で体験できるようにもなる。

 中国移動(チャイナモバイル)展示ブースのスタッフ

 選手のヘルメットにはWebカメラが装着されます。この小型カメラは、5G技術を通じて選手目線の映像を転送することができます。選手のリアルタイム映像が見たければ、仮想現実(VR)ゴーグルやタブレット端末、スマートフォン、さらにはテレビのVR専用チャンネルで特定の選手を選択し、1クリックでカメラをその選手の視点に切り替えることができます。試合の臨場感を選手と一緒に味わうことができるのです。(c)Xinhua News/AFPBB News