【10月13日 AFP】19F1第17戦日本GP(Japan Grand Prix 2019)は13日、決勝が行われ、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が優勝を飾ったメルセデスAMG(Mercedes AMG)が、コンストラクターズ選手権制覇を果たした。

 ボッタスは3番グリッドから見事なスタートで首位に立つと、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を2位、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を3位に抑えた。

 フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が6位に終わったため、両ドライバーが表彰台に上がったメルセデスは、史上最多となるコンストラクターズ6連覇を飾っている。

 ボッタスは「うれしい、とってもうれしい」「3番手スタートは簡単なことじゃない。本当に良いスタートを切れて、なんとかリードを奪って、その後のスピードはかなり良く、レースをコントロールできた」と語っている。

 台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の接近により珍しく午前中に行われた予選で、フェラーリはフロントローを独占したものの、そのレースはスタート直後に崩壊した。ベッテルがスタート直前にびくつくと、その後のためらいをついてボッタスが3番手からトップに躍り出た。

 ベッテルは「自分のミス。あそこで流れを失った。メルセデスは僕ら以上のスピードがあって、2位を守るのも厳しい午後だった」と振り返った。

 レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は絶好のスタートを見せ、ターン2で外側からルクレールをオーバーテークしたが、ルクレールに突っ込まれてスピンを余儀なくされた。

 ルクレールはこれでフロントウイングにダメージを負い、破片を至る所にまき散らしながら走行。これが後ろを走るハミルトンのミラーを破壊した。ルクレールはその後ピットに入り新しいフロントウイングに交換すると、18番手でコースに復帰。その前を走っていたフェルスタッペンだったが、衝突の被害により15周目でリタイアした。

 4位にレッドブルのアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)、5位にマクラーレン(McLaren)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が入り、7番手以降はルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、レーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が続いた。(c)AFP