【10月12日 AFP】米国防総省は11日、サウジアラビアへの米兵3000人の増派と軍備の追加配備を発表した。イランの関与が疑われている先月14日のサウジ石油施設攻撃を受け、サウジの防衛を強化することが目的。

 国防総省は声明で、マーク・エスパー(Mark Esper)国防長官が地対空ミサイル「パトリオット(Patriot)」2基と地上配備型ミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」1基、戦闘機部隊2個、航空遠征航空団1個の配備を承認したと発表。

 エスパー長官は後の記者会見で、増派は「同地域で続く脅威」に対抗する措置であり、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)と行った「イランのさらなる侵略行為からの防衛のための取り組み」に関する協議を受け決定されたと説明した。(c)AFP