【10月11日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2019 Shanghai Rolex Masters)は11日、シングルス準々決勝が行われ、大会第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が3-6、7-5、6-3で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)から勝利を挙げて4強入りを決めた。

 試合開始からわずか7分で3ゲームを奪われたチチパスだったが、その後立ち直りをみせて第2セットを手にすると、最終セットでは3度目のブレークポイントでジョコビッチのショットが外れ、ゲームカウント3-1とリードを奪った。

 これで世界ランク1位のジョコビッチとの3度目の対戦で2勝目を挙げた21歳のチチパスは、男子テニス界のトップを本気で争えることをさらに示すことになった。

 またチチパスは、この勝利により英ロンドンで行われるシーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)の出場権も獲得し、二重の喜びとなった。

 準決勝でチチパスは、第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と対戦する。メドベージェフはこの日、第10シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に6-3、7-6(7-4)で勝利している。(c)AFP