【10月11日 AFP】米テキサス州にある小売り大手ウォルマート(Walmart)の店舗で22人が死亡した銃乱射事件で、殺人罪に問われたパトリック・クルシアス(Patrick Crusius)被告(21)の罪状認否が10日に行われ、同被告は無罪を主張した。検察当局が明らかにした。

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 クルシアス被告は8月3日、テキサス州エルパソ(El Paso)のウォルマート店舗で銃を乱射した罪に問われている。同被告は逮捕時に、警察に対して「メキシコ人たち」を標的にしたと自白した。

 エルパソ郡の検察当局は、「死刑を求めていく」としている。

 クルシアス被告が逮捕後に公共の場に姿を見せたのは、これが初めて。

 同被告は地元のテキサス州北部アレン(Allen)から、メキシコと国境を接し、住民の大半がヒスパニック系のエルパソまで、車を約9時間走らせたとみられている。

 事件前に同被告は、インターネット上で白人至上主義的な声明を公開し、テキサス州への「ヒスパニックの侵略」を恐れていると述べていた。(c)AFP