【10月11日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は10日、電子たばこの使用と関連した肺疾患による死者数が、累計26人に上り、症例は1299件に達したと明らかにした。

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 一連のアウトブレーク(集団発生)は3月下旬から報告されているが、当局はいまだ原因を特定できておらず、多方面からの調査を続けている。

 26件の死亡例は、21州で報告された。

 性別と年齢が分かっている症例1043件では、その70%が男性で、80%が35歳未満だった。

 全症例の75%以上で、ニコチン製品の併用にかかわらず、大麻の主な精神活性成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)を含む製品を使用していた。

 電子たばこは2006年から米国で販売されており、なぜ今になってこのような集団発生が起きているのかは不明。また、間違って診断されていたケースがあったかについても分かっていない。(c)AFP