【10月12日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)南寧市(Nanjing)でこのほど、第16回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会、中国・ASEANビジネス投資サミットが開催された。国内外の企業や関係者らが多数参加した。これは博覧会の収めた新しい成果であり、また、中国とASEANの協力関係の新たな成績表となった。経済参考報が伝えた。

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 専門家は「中国・ASEAN自由貿易区」が着実な成果によって、互恵ウィンウィンという力強いシグナルを発信し、開放・協力のモデルとなっていると述べた。

 2009年1月1日、中国・ASEAN自由貿易区の建設に向けて、中国の南寧市とベトナムのハノイ(ザーラム駅)を結ぶ国際列車が正式に開通した。片道の総距離は396キロ、駅数は8カ所。

 中国鉄路南寧局集団有限公司・南寧区間国際車両チームの責任者周建国(Zhou Jianguo)氏によると、現時点で国際列車が輸送した乗客数は延べ44万人、その出身国・地域は100以上に上るという。

 頻繁に稼働する国際列車は、超大規模市場の成長を示している。2010年1月、中国・ASEAN自由貿易区が本格始動した。中国とASEANという「10+1」協力ウィンウィンモデルのもと、二国間貿易は多くのチャンスをもたらし、大きな市場はより優れた資源配置を実現させた。

 統計データによると、2010年、中国とASEAN間の貿易額は2927億8000万ドルだったが、今年1~6月、その額は2918億5000万ドルに膨らんだ。この9年の間に、約20億人に恩恵をもたらしたこの巨大市場は世界経済の発展において目を引いている。

 北京大学(Peking University)国家発展研究院の余淼傑(Yu Yaojie)副院長によると、関税の減免、貿易障壁の除去、中国・ASEAN輸出入製品の高い相互補完性はいずれも、中国・ASEAN経済貿易の速やかな発展を推進した。(c)Xinhua News/AFPBB News