【10月13日 Xinhua News】中国で高速道路充電施設の整備が進むのに伴い、電気自動車(EV)も「遠出」をするようになってきた。過ぎたばかりの国慶節連休(10月1~7日)期間に、EVが高速道路の主力になり、高速道路に設置された充電器の1日平均の充電量は40万8000キロワット時と、通常の3.6倍、前年同期の2倍になった。国網電動汽車が9日明らかにした。

「充電が難しく、遠出が難しい」というのが一貫してEV利用者の悩みだった。この問題を解決するため、中国はここ数年、高速道路の充電施設建設と相互接続に取り組んでいる。  

 中国送電大手の国家電網(SGCC)の営業エリアには急速充電スタンドが2080カ所、充電ポールが8423基あり、約5万キロの高速道路をカバーし、19省の171都市をつないでいる。これら充電スタンド間の平均間隔は50キロ以内で、最短30分でフル充電ができる。

 充電が便利になったことでEV利用者の遠出に対する自信も強まっている。データによると、今年に入り中国の主要高速道路の充電量は急増の傾向にあり、特に祝祭日の伸びが目立つ。今年の春節(旧正月)連休期間の1日の平均充電量は約25万キロワット時だったが、メーデー連休期間には30万キロワット時に迫った。(c)Xinhua News/AFPBB News