■発見数は4000個以上

 ケロー氏によると、自身のチームの発見が認められるのに時間がかかった理由は、この研究以前には系外惑星が天文学界内で「変わり者向けのもの」と見なされていたからだという。

「会議場の片隅に集まって話している人々はいたが、系外惑星について正式に話題にしようとする人は誰もいなかった。あまりにも奇妙だったからだ」と、ケロー氏は話した。

 両氏の先駆的研究のおかげで今日、4000個以上の系外惑星の存在が明らかになっており、軌道を周回する惑星を持つ恒星は膨大な数に上ると考えられている。

「生命の起源に関する研究が進められているが、それはまさしく系外惑星で行われていることなのだ」と、ケロー氏は指摘した。

「だからこそ、この分野が成長している。現在この分野の研究者は数千人に上っているに違いない。とても素晴らしいことだ」 (c)AFP/Patrick GALEY