【10月9日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のシカゴ・ファイアー(Chicago Fire)に所属する元ドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が8日、現役引退を発表した。その数時間前には、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が、代表のコーチングスタッフとして歓迎すると発言している。

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 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)や、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍したシュバインシュタイガーは、現在所属するシカゴ・ファイアーがプレーオフ進出を逃したことを受け、35歳でスパイクを壁に掛けることを決めた。

 シュバインシュタイガーはツイッター(Twitter)に「その時が来た。僕は今季限りで現役生活に幕を下ろす」「現役に別れを告げるのは少し寂しい感じもするけど、この先に待つエキサイティングな挑戦が楽しみでもあるんだ」と書き込んでいる。

 この投稿の直前、ドイツ代表のレーブ監督は、シュバインシュタイガーの代表スタッフ入りを示唆するコメントを残していた。代表は9日に行われるアルゼンチンとの親善試合に向け、ドルトムント(Dortmund)で調整中だが、そこで監督は「彼の居場所はいつでも用意する」と話した。

 レーブ監督は「本人の計画は分からない」と前置きしつつ、「ドイツ代表としてプレーした経験を持ち、指導者転向を目指している人はいつだって歓迎だし、ここへ来てコーチ業の一端を味わってくれればいい」と続けた。

 シュバインシュタイガーの代表時代の戦友では、ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)氏が、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)まで、短期間ながら代表のFWコーチを務めた。

 シュバインシュタイガーは2016年に代表を引退するまで、ドイツ代表で121試合に出場している。(c)AFP