【10月9日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は8日、来週行われるルクセンブルク・オープン(BGL BNP Paribas Luxembourg Open 2019)で復帰する可能性を示唆した。シャラポワは先週、肩の負傷を理由にオーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2019)を欠場していた。

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 四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワは、最も重要なのは来シーズンに向けて健康体を取り戻すことではあるが、14日に開幕するルクセンブルク・オープンで復帰するかもしれないと述べた。

「再び良い方向に向かっている」と話したシャラポワは「やるべきことをすべてやっているけど、もう少し時間が必要かもしれないし、来週プレーするかもしれない。何回か試合形式の練習をして、肩の状態を確かめたい」とコメントした。

「急いではいない。最大の目標は健康体を取り戻し、必要なことをやって、2020年にしっかりと大会に出ること。2020年に向けて努力し、健康になりたい」

 また、38歳のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と同様、具体的な引退時期は頭にないという。

「いつまでプレーしたいという具体的な目標を持ったことは一度もない。19歳の頃の私だったら、30歳を超えてプレーしているとは絶対に思っていなかったはず」「キャリアの序盤や中盤よりは終わりに近づいているけど、誰にも分かることではない」

 今季のシャラポワは、右肩の手術をしてから4か月以上の離脱を強いられた後、グラスコートシーズンで復帰を果たしたが、左前腕のけがでウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)を途中棄権。セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れた全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)の1回戦を最後に実戦から遠ざかっている。(c)AFP/Bill Scott