【10月8日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は8日、プールBの試合が行われ、南アフリカはSHコブス・レイナック(Cobus Reinach)がW杯史上最速のハットトリックを達成するなどしてカナダに66-7で圧勝し、準々決勝進出をほぼ確実にした。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は、レイナックが11分間で挙げた3トライを含む7トライを前半に挙げると、試合全体では合計10トライを奪った。

 レイナックの11分間でのハットトリックは、2003年大会で開催国オーストラリアのFBクリス・レイサム(Chris Latham)が記録した25分間よりも短かった。ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)はこの試合でナミビアに142-0で記録的な大勝を収めている。

 南アフリカは、交代で入ったLOジョシュ・ラーセン(Josh Larsen)が退場処分となって試合の大半を14人で戦う羽目になったカナダに47-0と大差をつけ、前半を折り返した。

 一方、6日前に行われた前回王者ニュージーランド戦で0-63の大敗を喫したばかりのカナダは、FLマット・ヒートン(Matt Heaton)のトライで完封は逃れた。

 この結果、南アフリカはボーナスポイントを獲得し、準々決勝進出が決定的になった。初戦のオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)戦を落としている同国は、日本と準々決勝で対戦する可能性がある。日本は前回大会で南アフリカから34-32の金星を挙げている。(c)AFP/Julian GUYER