【10月8日 AFP】プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は7日、敵地で黒星を喫した5日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦で肘を脱臼したGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)が、今年いっぱい離脱することになったと発表した。

 クロスボールをはたき落とそうとした際の着地で負傷したロリスは、痛みで叫びながらピッチを後にした。トッテナムはこのシーンでブライトンに先制点を許している。

 トッテナムは発表文の中で「土曜日に行われたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCとの試合で肘を脱臼したウーゴ・ロリスは、けさ再検査を行った」と記した。

「検査の結果、手術の必要性こそないものの、靱帯(じんたい)を損傷しており、2019年中には練習に復帰できないであろうことが分かった」

「ウーゴは現在腕を固定しており、これから(練習施設である)ホットスパー・ウェイ(Hotspur Way)でメディカルスタッフの管理の下、休養してリハビリを受けることになる」

 ロリスの離脱は、思わしくないシーズンスタートからの立て直しを図るトッテナムにとってさらなる打撃となる。

 マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が率いるトッテナムは、ここまでの公式戦11試合でわずか3勝しか挙げられておらず、前週に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-7で大敗した。

 守護神のけがにより、アルゼンチン人GKのパウロ・ガッサニーガ(Paulo Gazzaniga)がしばらくの間トッテナムのゴールマウスを守ることになるだろう。

 ロリスはフランス代表でも欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選のアイスランド戦、トルコ戦、モルドバ戦、アルバニア戦を欠場することになる。

 フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は同日、「彼をどれほどの間起用できないのか、正確に述べるのは難しい」とコメントした。「われわれにとって今まさに問題となるのは、彼が今月と来月の代表戦を欠場するということ」 (c)AFP