【10月8日 AFP】19MLBは7日、プレーオフのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は2回に先制ソロ本塁打を放ったグレイバー・トーレス(Gleyber Torres)の活躍などでミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)を5-1で下し、3連勝でシリーズ突破を果たした。

 ヤンキースはベネズエラ出身のトーレスが二塁打2本のほかに守備でも活躍すると、ディディ・グレゴリアス(Didi Gregorius)も2打点を記録し、ここ3年間で2度目のア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。また、プレーオフにおけるツインズ戦の連勝も13に伸ばした。

 この日1打点をマークしたブレット・ガードナー(Brett Gardner)は、「投手陣が素晴らしい仕事をしてくれた」とすると、「リードがわずかなときでもブルペン陣に任せれば、いつだって勝機を感じる」と語った。

 ヤンキースは本拠地で12日に始まるア・リーグ優勝決定シリーズで、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)とヒューストン・アストロズ(Houston Astros)の勝者と対戦する。

 そのレイズはこの日、ケビン・ケアマイアー(Kevin Kiermaier)の3点本塁打などでアストロズに10-3で圧勝し、シリーズ戦績を1勝2敗に戻して望みをつないだ。

 対するアストロズは、レイズの本拠地で迎える8日の第4戦でシリーズ突破を目指すべく、ジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)が短い間隔で先発する予定となっている。

 一方、ナ・リーグ地区シリーズでは、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)が5-4でアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)との延長戦を制し、9日のシリーズ最終戦に勝負を持ち込んだ。

 カージナルスは捕手のヤディアー・モリーナ(Yadier Molina)が8回に同点打を記録すると、延長10回にはサヨナラの犠飛を放ち、シリーズ戦績2勝2敗でナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に逆王手をかけた。

 ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は、4日に登板したばかりの35歳マックス・シャーザー(Max Scherzer)が7回を投げて相手打線を4安打、1失点、7奪三振に抑えるクオリティースタートの活躍を見せ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に6-1で勝利した。

 ナショナルズはこれでシリーズ戦績を2勝2敗の振り出しに戻し、敵地で9日に行われる最終第5戦に勝負を持ち込んだ。(c)AFP