【10月8日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが7日に発表され、元世界王者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は200ランク以上アップして289位に浮上した。

 キャリア続行の望みを懸けた股関節手術からの本格復帰を目指しているマレーは、中国オープン(China Open 2019)で準々決勝に進出したが、最終的に優勝を果たしたドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れた。

 この結果、世界ランキングで503位につけていた32歳のマレーは214ランクアップし、289位につけた。

 さらにマレーは、7日に行われた上海マスターズ(2019 Shanghai Rolex Masters)の1回戦でファン・イグナシオ・ロンデロ(Juan Ignacio Londero、アルゼンチン)を下したため、次に発表されるランキングで250位より上の順位になることが確定している。

 一方、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2019)を制し、前年王者として上海マスターズに臨むノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はまたしても首位の座をキープ。世界ランキング1位の連続在位期間でジョコビッチを上回るのは、286週のピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏と310週のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)しかいない。

 王者ジョコビッチに1140ポイント差をつけられている同2位のナダルは、先月行われた欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2019)の大会中に被った手首のけがを理由に上海マスターズを欠場する。

 また、中国オープンの決勝でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を破ったティエムは、4位のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に50ポイント差と迫っている。

 最新ATPランキングは以下の通り。

1位:ノバク・ジョコビッチ/10365ポイント
2位:ラファエル・ナダル/9225ポイント
3位:ロジャー・フェデラー/7130ポイント
4位:ダニール・メドベージェフ/4965ポイント
5位:ドミニク・ティエム/4915ポイント
6位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/4185ポイント
7位:ステファノス・チチパス/3630ポイント
8位:錦織圭(Kei Nishikori)/3040ポイント
9位:カレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)/2945ポイント
10位:ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)/2575ポイント

(c)AFP