【10月7日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は5日、深刻な合併症を引きおこす可能性のある自己免疫疾患を患っていることを明らかにした。同氏の健康状態についてはこれまでも、臆測の対象になっていた。

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 現在74歳のドゥテルテ氏は、2016年に同国史上最高齢で大統領に選出されたが、同氏の健康状態をめぐる懸念がそれ以降取りざたされている。同氏は持病についてたびたび語り、イベントや会議もしばしば欠席していることから、さらなる臆測を呼んでいた。

 ドゥテルテ氏は5日夜、訪問先のロシアで開催されたフィリピン人コミュニティーとの面談の場で、自身が「重症筋無力症」の症状があると明かした。

 大統領府が6日に公表した発言録によると、同氏は「片方の目はもう一方よりも小さくて、勝手に動く」と話し、「これは重症筋無力症だ。神経の機能不全だ。祖父から遺伝した」と続けた。

 米国立衛生研究所(NIH)によると、重症筋無力症は筋力を低下させ、その結果まぶたが垂れ下がったり、視界がぼやけたりする他、四肢が弱ることがある。

 また同氏は以前にも、日常的な片頭痛や、四肢の血管や動脈を侵すバージャー病などの喫煙がもたらす病気を患っていることを明かしている。(c)AFP