【10月7日 AFP】サウジアラビア政府は6日、未婚の外国人カップルがホテルの同じ部屋に泊まることを許可すると発表した。超保守的なイスラム教国のサウジアラビアは、先月末に初めて外国人への観光ビザの発給を開始したばかり。

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 これまでサウジアラビアでは、ホテルに宿泊するカップルは婚姻関係にあることを証明しなければならなかった。だが観光当局はツイッター(Twitter)上の発表で、この手続きは「もはや観光客には不要」だとしている。

 同国は9月27日に一般旅行者の受け入れを発表。それまでは巡礼目的のイスラム教徒と外国人労働者、最近になってスポーツ大会の観戦者や文化イベントの来場者にのみビザが発給されていた。観光ビザの発給には、石油依存型の経済を多様化する狙いがある。

 一方、当局は9月28日、観光客が露出度の高い服装や公共の場での愛情表現などの「良俗」に反した行為をした場合は罰金刑の対象になると警告している。(c)AFP