【10月17日 CNS】浙江工商大学(Zhejiang Gongshang University)で選択履修科目に「食品加工とイノベーションの実践」という科目が登場し、人気沸騰している。この科目では、自身で作ったおいしい料理を食べることができ、食べきれない時には持ち帰りも許されている。

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 同大学の食品・生物工程学院の陳先生の話によると、この科目は2016年の開設以来ずっと人気があり、開設当初は300~400人の学生が70人の定員の席を奪い合ったこともあるとのこと。現在は科目のクラス数と学生数が減少したものの、学生の履修熱は今も衰えを見せないという。

 学院では当初「食品加工とイノベーションの実践」、「食品加工と健康生活」の2科目を毎学期8クラス開設、各クラス定員70人とした。しかし、いざ開設してみると、予想以上の大勢の学生が殺到する事態となった。

「食品加工とイノベーションの実践」の今学期は、時間配分などの理由でクラス数を2クラスに限定し、定員も45人に減らした。定員を減らしたのは授業の精度を高めるためだ。以前の70人の頃は試験の時のグループ分けも大変困難で、教師もそれほど多くの学生の世話ができなかった。現在では45人を15人ずつ3グループに分け、その15人をまた小グループに分け、実技の時に学生一人ひとりが容易に参加でき、教師も指導が行き届くようになった。

 現在この科目は選択科目ではあるが、専攻科目のような位置づけになっている。(c)CNS-北京青年報/JCM/AFPBB News