【10月7日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)第15戦のタイGPは6日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が優勝(今季9勝目)を飾り、6度目となる総合チャンピオンに輝いた。

 最終コーナーでのはらはらするようなデッドヒートを制したマルケスは、ペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)をわずかに抑えて39分36秒223でフィニッシュ。3位にはモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が入った。

 今シーズンはあと4レースを残しているが、今回の結果、マルケスは総合順位で2位につけるドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)を上回ることが決定した。

 総合4連覇を果たしたマルケスは記者団に対し、多くのライバルが自身を破ることを目標に掲げる中で、大きなプレッシャーがかかっていた時間が終わり、今は「楽しむとき」とコメント。ほっとした様子で「全員が自分を倒そうとしているから、簡単ではない」と話した。

 マルケスは今季がMotoGPにおいて過去最高のシーズンだったと評したが、7度目の年間優勝に挑む2020年はより難しい挑戦になるだろうと語っている。「来年、今以上の成績を残すのは難しくなる」 (c)AFP/Joe Freeman