【10月7日 AFP】(更新)日本海で7日、北朝鮮の漁船が日本の水産庁の漁業取締船と衝突した後に沈没し、北朝鮮船の乗組員約60人が救助された。日本メディアが報じた。

 衝突が発生したのは石川県能登半島から北西沖約350キロの水域。漁船は日本の排他的経済水域(EEZ)で違法操業を行っていたとみられる。

 海上保安庁によると、漁船は衝突後に沈没。水産庁は記者会見で、取締船は衝突に先立ち漁船に退去するよう警告していたと説明した。

 時事通信(Jiji Press)は、漁船の乗組員約60人が救助されたと報道。NHKによると、乗組員らは近くを航行していた別の北朝鮮船に引き取られた。日本メディアは、日本の取締船側にけが人は出なかったと報じている。

 海上保安庁によるとこの水域では近年、北朝鮮の漁船による魚やイカの密漁が相次いで報告されており、同庁は水産庁と協力して監視を強めている。(c)AFP