【10月7日 AFP】パリ・モンマルトル(Montmartre)にある老舗キャバレー「ムーランルージュ(Moulin Rouge)」が6日、オープンからちょうど130年を迎え、大勢の人が集まる中、盛大な花火とフレンチカンカンの踊りが披露された。

 花火の色が定番の赤から白や青が交ざったものに変わると、それと同じ配色の衣装を着た長い脚の踊り子およそ50人が登場し、名物のフレンチカンカンを踊った。

 ムーランルージュはエッフェル塔(Eiffel Tower)が完成したのと同じ1889年にオープン。それ以来パリを訪れる観光客に、建物の外観だけでも必ず見るべき場所として親しまれてきた。

 1回2時間のショーが毎晩2回行われる。週7日1年365日を通じてチケットはほぼ完売。ショーの観客は、観光客と地元住民がおよそ半分ずつとなっている。

 ムーランルージュはポップカルチャーにも登場してきた。バズ・ラーマン(Baz Luhrmann)監督のヒット映画『ムーランルージュ(Moulin Rouge!)』(2001)の前にも、ザ・ザ・ガボール(Zsa Zsa Gabor)が出演したジョン・ヒューストン(John Huston)監督の作品『赤い風車(Moulin Rouge)』(1952)がある。(c)AFP