【10月7日 AFP】米ニューヨークで5日、ホームレスたちが次々と金属パイプで襲われ、4人が死亡した。警察が明らかにした。このほか、1人が重体で病院で手当てを受けている。

 事件は5日未明、ロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)のチャイナタウン(Chinatown)で発生。警察は容疑者として24歳のホームレスの男を逮捕した。

 ニューヨーク市警のマイケル・バルダサノ(Michael Baldassano)氏は記者会見で、被害者らは寝込みを襲われたとみられると説明。動機に関しては、被害者は人種や年齢などの要因で襲われてはおらず、現時点では無差別攻撃と思われると述べた。

 ホームレス支援団体「バワリー・ミッション(Bowery Mission)」によると、ニューヨークのホームレスの6万3000人以上は保護施設を寝場所としているが、路上や地下鉄駅、公共スペースで寝ているホームレスも4000人近くいる。ホームレス化の要因としては、精神疾患や薬物乱用、低価格住居の不足、一つの仕事が長く続かないといった問題が挙げられるという。

 映像は現場付近の様子、米CBSテレビが5日撮影・提供。(c)AFP