【10月7日 AFP】19-20イタリア・セリエAは6日、第7節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のゴールでインテル(Inter Milan)に2-1で勝利。ライバルに今季初黒星をつけて首位に浮上した。

 敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で4分にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のゴールで先制したユベントスは、80分に途中出場のイグアインが決勝点を挙げた。

 対するインテルは18分に、イグアインとディバラと同じアルゼンチン代表のラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)がPKを決めていたが、2014年にイタリア代表の指揮官に就任するまでユベントスを率いたアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督にとって初めての古巣との対戦は黒星に終わった。

 リーグ9連覇を目指すユベントスは、インテルと1ポイント差の首位に立った。今季からチームを指揮するマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、「今は首位に立つことが重要ではない」と話した。

「緊張感の高い環境の中で、手ごわいチームを相手に精神的な強さと個性を発揮したことが重要だ。われわれは勝利にふさわしかった」

 一方のコンテ監督は、「相手を祝福する。これからもっとハードワークしていく」とコメントした。2日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でFCバルセロナ(FC Barcelona)に1-2で敗れたインテルは、これで公式戦2連敗となった。

 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督が率いるアタランタ(Atalanta)は、昇格組のレッチェ(US Lecce)に3-1で勝利して勝ち点を16とし、3位につけている。

 また、昨季2位のナポリ(SSC Napoli)はトリノ(Torino FC)と0-0で引き分け、ユベントスと6ポイント差の4位となった。

 ホームにカリアリ(Cagliari Calcio)を迎えたASローマ(AS Roma)は、終了間際のニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)の得点が取り消されて1-1の引き分けに終わり、ナポリと1ポイント差の5位となった。(c)AFP/Emmeline MOORE