【10月6日 AFP】香港の裁判所は6日、抗議デモ参加者の覆面を禁止する緊急条例の差し止めを求めた民主派議員の請求を退けた。市内では同日、地下鉄駅の約半数が閉鎖されたままとなっているものの、民主派のデモ参加者が再び条例を無視し、覆面姿で抗議活動を行っている。

 民主派の議員らは、緊急条例が立法会(議会)を経たものではなく、憲法に当たる香港基本法に違反すると主張。高等法院(高裁)に差し止めを求めたものの、却下された。

 裁判所の判断が下された一方、香港のビクトリア・ハーバー(Victoria Harbour)の両側では、豪雨の中、覆面姿のデモ参加者が多数集まり、再び無許可のデモが行われた。(c)AFP/Jerome TAYLOR