【10月6日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、同国と北朝鮮の国交樹立から70年を迎えたことを受け、北朝鮮との「長期にわたって確固かつ安定した」関係を発展させていくとのメッセージを伝えた。中国国営新華社(Xinhua)が6日、報じた。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)も同日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が習氏に祝電を送り、両国の「揺るぎない友好関係は、社会主義の大義を果たす道のりにおいて不滅だ」とのメッセージを寄せたと報じた。

 新華社によると習氏は、両国の関係が「地域の平和と安定を維持するために重要で積極的な役割」を果たしてきたと指摘。一方で、KCNAによると金氏は、両国が「社会主義の大義をしっかりと守り、朝鮮半島と世界の平和と安定を維持するだろう」とした。

 これに先立ち中国は今月1日、建国70周年を記念して大規模な軍事パレードを実施。一方の北朝鮮は5日、スウェーデンで米国との間で核をめぐり実務者協議を行った。

 北朝鮮は1949年の中国建国後、初めて同国を承認した国の一つ。習氏と金氏は2018年以降、5度会談している。(c)AFP