【10月5日 AFP】バングラデシュの軍当局は3日、難民キャンプで暮らすイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の家族が、軍兵士らに12歳の少女をレイプされたと訴えたことを受け、調査を命じたことを明らかにした。

 バングラデシュの広大な難民キャンプで暮らす100万人ものロヒンギャ難民たちは、母国ミャンマーでの軍による弾圧から逃れてからの2年間、増長する敵意にさらされてきた。

 レイプ被害を受けたとされる少女の兄、モハマド・オスマン(Mohammad Osman)さんによると、ナヤパラ(Nayapara)の難民キャンプで先月29日の夜、掘っ立て小屋に3人の兵士らが侵入し、12歳の妹に性的暴行を加えたという。

 オスマンさんはAFPの電話取材に対して、「妹は、兵士1人から口をきつくふさがれたままレイプされた」と明かした。

 その一方、バングラデシュ軍の報道官は、現在調査を進めていると述べた。(c)AFP