【10月5日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領がロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)首相と会談した際の身なりがだらしないとソーシャルメディア上で物笑いになったことを受け、フィリピン大統領府の報道官は3日、ドゥテルテ氏は「とても清潔」で良い香りがすると擁護した。

 ドゥテルテ氏は2日、訪問先のロシアでメドベージェフ首相と会談。2人が握手する様子を撮影した写真には、しわくちゃなスーツにネクタイを緩く締めたドゥテルテ氏が写っている。

 ネット上でこの写真を見たロシア人のツイッター(Twitter)ユーザーらはドゥテルテ氏の身なりについてすかさず話題にし、「ドゥテルテは一晩中酔っ払っていたのか」「パブ帰り?」などと冷やかした。

 フィリピン大統領府のサルバドール・パネロ(Salvador Panelo)報道官は報道陣への文書で、ドゥテルテ氏は「だらしなく見えているわけではない」と主張。「ネクタイをきつく締めると、息苦しくなり、非常に不快に感じてしまうのだ」と説明し、「大統領はとても清潔だ。近距離で会ったことのある人ならお気付きだろうが、大統領の体からは爽やかな香りがする」と擁護した。

 ドゥテルテ氏はカジュアルな服装で知られ、国際行事や主要行事にもゆったりした服装で出席してきた。自身でも、靴下をはくのが大嫌いで、スーツは一着も持っておらず、正装を着ると肌がちくちくするので好きではないと語っている。(c)AFP