【10月6日 Xinhua News】中国は5日午前2時51分(日本時間同3時51分)、太原(Taiyuan)衛星発射センターから運搬ロケット「長征4号C」を使って地球観測衛星「高分10号」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功し、無事に任務を果たした。 

 同衛星は高解像度地球観測システム国家科学技術重大特別プロジェクトで手配されたマイクロ波リモートセンシング衛星で、画素数と解像度が最高でサブメートル級(測位精度1メートル以下)に達し、主に国土の全面調査、都市計画、土地の境界確定、道路網の設計、穀物生産高の見積もり、防災減災などの分野で用いられ、「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国などの重要戦略実施と国防現代化建設にも役立てることができる。

 ロケット「長征4号C」と衛星「高分10号」はいずれも中国航天科技集団有限公司所属の上海航天技術研究院が開発したもので、長征ロケットシリーズによる打ち上げはこれで314回目。(c)Xinhua News/AFPBB News