【10月5日 AFP】米電子決済大手ペイパル(PayPal)は4日、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)が発行を計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ(Libra)」の運営組織「リブラ協会(Libra Association)」からの脱退を発表した。リブラをめぐっては、各国の規制当局が懸念を示している。

 ペイパルはAFPに対し、「現時点ではリブラ協会へのこれ以上の参加を見送る」「リブラの志は引き続き支持しており、将来的に協力していく方法について協議継続を期待している」と述べた。

 リブラをめぐっては、各国の政府や中央銀行が規制の実効性に疑問を呈するなど国際的な非難が高まっており、クレジットカード大手のビザ(Visa)やマスターカード(MasterCard)なども、リブラ協会への参加見直しを検討していると報じられている。(c)AFP