【10月5日 AFP】第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)は4日、男子20キロメートル競歩が行われ、山西利和(Toshikazu Yamanishi)が優勝を飾り、日本勢が男子競歩の2種目で金メダルを独占した。

 世界ユース制覇の経験を持つ23歳の山西は、1時間26分34秒で完歩を果たした。しかしそのタイムは、自身が持つ今季世界最高記録に約10分及ばないもので、過酷なレース環境を物語るものだった。

 先月29日に行われた男子50キロメートル競歩で鈴木雄介(Yusuke Suzuki)も優勝を果たしている日本は、1993年大会のスペイン勢以来となる男子競歩2種目での金メダルを達成している。

 2位には、ロシアのドーピング問題により中立選手として出場したワシリー・ミズノフ(Vasily Mizinov)が山西から15秒遅れで続き、スウェーデンのペルセウス・カルストロム(Perseus Karlstrom)が1時間27分0秒で3位に入って、同国勢としては今大会初のメダルを手にしている。(c)AFP